中学校理科の雑談ネタ40を読んで
理科の知識のない人間にとっては、良い本だなーと思った。
しかし、この本を読んでいて、あーしまった。と思ったこともいくつか..
有機物・無機物の話である
砂糖は有機物。水は無機物。これはみんな中学校で学習した経験があるはずだ。
有機物は、「炭素を含む物質」「燃えて、二酸化炭素を発生する物質」という説明が教科書には書いてある。
つまり、炭素を含んでいるか含んでいないかで、有機物と無機物を分類していく。
ここまでは、理解していた。しかし、大きな見落としがあった。
「物質」というキーワードである。
子どもが、「ヒトって有機物なん?」って質問があって、「そうじゃねー」と返した。
でも、よくよく考えてみるとヒトって「物質」ではないんですね。これを見落としてた。
「物質」と「物体」の区別ができてないといけなかった....
だから、この単元名が「身の回りの物質」という名前なんだということに気付かされた。
あぁ子供に申し訳ないことをしてしまったと反省させられた。
地震の災害について
地震の学習の際、それによる災害についても学習しなくてはならない。
地震の災害ってどんなものがある?と聞くと
出てくる意見は
「土砂崩れ」
「津波」
「火災」
「建物が倒れる」
「地割れ」
などなど
でも、中々出てこないのが「液状化現象」
液状化現象事態あまり、子どもは体験した事ない体と思う。地面の様子なんて、ほとんどはアスファルトでわからないし...
でも、東日本大震災では、遠く離れた東京でも大きな被害を与えた液状化現象だ。
何か「液状化現象」について、子どもの記憶に残る授業がしないと思いネット検索していると、ペットボトルで液状化現象を再現する簡単な実験を見つけた。
よし!パクろう!!
早速ダイソーに行って、砂とビー玉を購入。
ペットボトルに砂と水が浸るくらいまで入れ、
ビー玉を落とす。ペットボトルに振動を与えると砂と水がわかれて上側に水が上がってくる。それにより、ビー玉は下に沈んでいく。
これを、実験でやらせてみた。
子どもたちは楽しそうにやっていたから、まあ良しとしよう!
東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方を読んで
書店に立ち寄ると、「考える」とか「思考」とかの言葉に惹かれてついつい購入してしまうことが多い。この本はその1つである。
東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方
想定外の時代を生き抜くためのヒント 著:上田正仁
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この本の内容から考える力について考えていく。
この本の著者曰く
「考える力」=「頭の良さ」ではないということだ。
いま社会で求められている力は、「自ら考え、創造する力」である。
「考える力」=「問題の本質を見極める力」
「創造する力」=「他の人が意識していない問題を見出し、それを独自の方法で解決
に至るまでやり遂げる力」
自ら考え創造する力には、「問題を見つける力」「解く力」「あきらめない人間力」の3つの要素からなる。
この3つの要素を身に付けたら自ら考え、創造する力を付けることが可能である。
では、この3つの要素はどうすれば身に付けられるのか、この方法について書いてあるのがこの本だ。
それぞれの要素を身に付ける方法を自分なりに解釈したものをまとめてみる。
○「問題を見つける力」を身に付けるには
・「問題を見つける力」=「漠然とした分からない状態を何が問題なのかは理解しているが、その答えが分からに状態に進化させる能力」
・人と対話していき、問題意識を煮詰めていく。この際、一方通行ではなく、対話的な学びが大事。
・「わからない」を分類する。(事実を知らない・答えが分からない・何が分からないのか、わかってない)
・地図メソッドの活用
○「解く力」を身に付けるには
・「解く力」=「取り組もうとした問題や課題を解く力」
・複雑な問題を「類型化」してシンプルにする。「要素」に分ける。
・過去問の傾向と対策→「類型化」
・典型的な問題と類似問題のリスト化→「要素化」要素化したものは各要素の個別解決になる。
○「あきらめない人間力」を身に付けるには
・答えがすぐに出ないことや自分の見つけた課題を解決する時間を無駄だと思わないこと。
・成果の出ない時間を無駄と考えてはいけない
・トライ&エラーを100回やってみる。
この本はどちらかというと入試勉強をする人向けの本だと感じた。受験生が過去問を解くときとかに参考にしてみたらいいかもしれない。
自分が印象に残ったことは、問題や課題は、人と対話していくことで生まれるものだということ。これは、授業を通して強く感じている。教育の現場でも主体的対話的で深い学びと言われているが、課題意識を持たせる効果が対話することにはあるなーと改めて感じた。
VBAの修業その2「VBAの基礎知識書き方編」
前回用語についての解説を書きました。今回は、それらを基にした3つの書き方について紹介したいと思います。
VBAの3つの基本的な書き方があります。
1.何かの値を取得する
2.何かの値を設定する
3.何かの動作を指示する
1. 何かの値を取得する
何か.属性名
ここでいう、何かはオブジェクトの名前であり、属性名は、オブジェクトの属性である。
(例1)A1セルの内容を知る Range("A1").Value
※Range("A1")はA1セルを示すオブジェクトで、Valueはセルの内容を示すプロパティ
2. 何かの値を設定する
何か.属性名=値
ここでいう、値は設定する値である。
(例1)A1セルの内容に「1000」を設定する
Range("A1").Value=1000
※右辺に代入する値を書いて左辺と=で結ぶ
3.何かの動作を指示する
何か.動作名
ここでいう、動作名はオブジェクトへの命令を表している。
(例1)A1セルを選択する
Range("A1").Select
※Selectはセルを選択するメソッドである
(例2)A1セルに「今日はいい天気です」とコメントを追加する
Range("A1").AddComment "今日はいい天気です"
※AddCommentはセルにコメントを追加するメソッドである。
メソッドを使ってより細かな支持をしたい場合については、メソッドの「引数」を使う。上の例で行くと引数を指定する場合、メソッド名の後に半角スペースを入力して内容(ここでいう「今日はいい天気です」)を入力する。
もう疲れたので終わりにします。次回は、引数の指定の応用について自分なりに勉強して書きたいと思います。
VBAの修業その1「VBAの基礎知識用語編」
仕事の関係で、エクセルを使うことが多く、VBAを書けた方がいいなーと思い、VBAの勉強を始めることにした。長い道のりになるとは思うが、明るい未来のために一歩一歩言語を覚えていきたい。
エクセルの本を買ってはみたものの専門用語が多く、さっそく挫折しそうだ...
まず、「オブジェクト」って何?高校の英語ではモノって意味で学習したような記憶があるが、エクセル上でも意味合いとしては同じらしい。
VBAでは、対象となる何かに対して、操作・指示していく。
この対象になる「もの」を「オブジェクト」という。
エクセル上では、「セル範囲」、「シート」、「図」、「グラフ」などがこれに対応する。
「プロパティ」
上に挙げた「オブジェクト」の特徴や性質を示すものである。
(例)オブジェクト:セルの場合
セルの内容、行番号、列番号など、、、
また、「オブジェクト」によって利用できる「プロパティ」は異なってくる。
(例)オブジェクト:セルの場合
利用できる「プロパティ」
「Value」・・・内容
「Name」・・・セル範囲の名前
「Address」・・・セル範囲のアドレス
「Row」・・・行番号
「Column」・・・列番号
(例)オブジェクト:シートの場合
利用できる「プロパティ」
「Name」・・・シート名
「Visible」・・・表示・非表示の状態
「Type」・・・シートの種類
「メソッド」
「オブジェクト」に対して、動作を指示するときに使う命令
例えば、エクセル上のこのセル(オブジェクト)を選択しなさい。といった、動作を命令するときに使う。色々なメソッドがある。
(例)オブジェクト:セルの場合
「Selectメソッド」・・・セルを選択する
「Deleteメソッド」・・・セルを削除する
「Insertメソッド」・・・セルを挿入する
もうパンクしそうだ...
まだまだ、用語はたくさんあるみたいだが、もう限界なのでここまでにします。(笑)
次回は、VBAの基本的な書き方について書こうと思います。
鉛をかじる虫 寺田寅彦 を読んで
寺田寅彦の随筆の一作品
寺田寅彦は死後50年経過しているので著作権が切れており、青空文庫や電子書籍などで無料でダウンロードして読むことができる。
内容は、題名の通り、鉛をかじる虫についての話だ。虫が鉛をかじって地下電線の被膜鉛管をかじってしまい、送電の故障を引き起こす原因となっている。
実際にその虫は鉛をかじっており、その証拠に糞には鉛が含まれているらしい。
では、何のために鉛をかじっているのか?
鉛から栄養が取れないのであれば、無駄なのではないか?
しかし、このような事は身近な事で起きている。
・電灯などのエネルギーで肝心な光エネルギーは注ぎ込んだエネルギーのごくわずかな部分。あとは、不必要な熱などのエネルギーとなって空気中に放出される。
・山から莫大な土砂を掘り出し、その中から貴金属を採取するが、後の土砂のほとんどは放棄する。
このことから、「無駄を伴わない有益なものは1つもないのではないか」と仮説が生じる。
もし、真であれば、無駄を無くすということは、有益なことを1つもしないことになる。
だったら、無駄なことだもいいから何かしたほうがいいんじゃない?と思ってくる。
↑自分なりに解釈したらこんな流れです。
日々の活動が、自分にとって有益かどうか悩んでしまうのは、無駄な部分を感じているからだと思うし、じゃあ、無駄を完全に無くそうと思えば、有益な事はできない。でも、個人的には無駄を出来る限り少なくして生きていきたいところです笑
気になる人は自分の目で読んでみてください。
青空文庫などで読めますよ。
震度の階級について
現在、学校では地震について教えている。先日、子どもの授業後の振り返りにこんな質問が書いたあった。
「震度の階級で、5と6にだけ強、弱がついているのはなぜですか?」
この質問について自分自身も分からず、実際に調べてみた。
もともとは、震度は0〜7の8階級しかなかったそうである。しかも、当時は、それぞれの階級に名前がついていた。
震度0「無感」
震度1「微震」
震度2「軽震」
震度3「弱震」
震度4「中震」
震度5「強震」
震度6「烈震」
震度7「激震」
この階級は、人の体感や地震による周囲の状況などから推定していたものである。
1996年に、震度を今までの人の体感などによる決め方でなく、震度計という機械による観測に切り替えた時に「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」が導入された。
そもそも、震度計を導入する背景には、1995年にあった兵庫県南部地震にある。地震後の震度5、6の被害の状況に違いがあり、被害の幅が大きかった。
そのため、より正確な被害の様子を震度に反映するために震度計による観測に切り替わったそうである。
幅が大きかった、震度5、6を細分化することで、適切な防災対応ができると判断されたものらしい。
地震や火山などを学習していく時は、最終的には防災につなげていきたい。震度も防災のために決められたものだということが改めてよく理解できたので今後は防災とからめて震度も教えていきたいな。